良い練習

ungulationは間もなく狭山スキー場でシーズンin。

狭山スキー場はシチュエーションが限られている小さな室内スキー場です。同じくサマーレッスンで滑ったガーラ湯沢スキー場、スノーヴァ新横浜スキー場もシチュエーションの変化に乏しいコースしかありません。エッジング運動を洗練させるには工夫が必要なスキー場です。

 

三つのスキー場に共通しているのはコースが斜度が緩やかでコースが短いことです。

逆に大きな違いがあります。それは、雪質です。

ガーラはスノーマット、スノーヴァ新横浜はアイスバーン&ハードパック。狭山はザラメ雪。様々な雪質で滑ることによりエッジング運動は洗練されます。但し、スノーマットは根本的に雪と違うので沢山滑っても練習効果は少ないので注意してください。スノーマット(ビスラボ)で練習成果がでるのであれば世界中のナショナルチームは自国のスノーマット(ビスラボ)で練習するはずです。氷河スキー場や南半球へは行かないと思う。グラススキーやインラインも同じです。アルペンスキーとは違います。

 

スノーマットやグラススキー、インラインが上手くなってもアルペンスキーは上手くなりません。

この意見には反対意見も沢山あると思いますが、記事にして書く以上、根拠があります。意見等がある方はメール下さい。もし、ungulationの考え方が間違っいるなら訂正します。

 

アルペンスキーのチャンピオンはグラススキーやインライン、ビスラボでのチャンピオンにはなれます。但し、グラススキーやインライン、ビスラボのチャンピオンがアルペンスキーワールドカップのチャンピオンになった例を未だに知りません。

 

オフシーズンの練習はなるべく雪に近い環境で練習ベストです。

このような意味からすると、狭山スキー場はシーズンin時期の練習には良いスキー場です。

 

では、シチュエーションが限られている狭山での良い練習とは何か。

先ずは写真をご覧ください。

最初の写真は斜度20度程、ショートポールで規制したスラロームのオープンゲートのターン始動。

2枚目の写真は上記と同じコースでの切り換え。写真では分かりにくいが雪面から70cm程彫れています。

3枚目の写真は緩斜面でのショートターン。狭山と同じようなシチュエーションです。

4枚目の写真は斜度15度程、整地でスピードが出てからのロングターン。狭山では無理なターンです。

練習で注意することはシチュエーションに合わせて滑ることです。

多くのスキーヤー&レッスンはシチュエーションを無視、トップスキーヤーのハイスピードターンを緩斜面&低速度で行っています。単なる物真似です。

狭山での練習バリエーションはスキーヤーの技術レベルに合わせて様々です。

共通した練習は次の通りです。

●1ターン事に補助動作を使わずに加速(板が走る)出来るターン。スタンスはプルークでもシュテムでも、パラレルでも何でも良い。舵取りで板が走るかどうかです。

3枚目の写真のように滑っても板が走るようなテクニックが基本的テクニックです。

アンギュレーン代表山藤和男