洗練について(スキーの素No1)

洗練させるとは

優れた技術を持ち合わせたスキーヤーはどのような斜面でも同じように滑っているかのように、見せることができます。

それは違いのある部分を極力小さく見えないように洗練しているだけで、実は異なる動きをさせています。

同じ環境ばかり滑っていると、こうした変化に対応した滑りの幅が持てなくなってしまいます。

できるだけいろいろな条件下で滑ってみることが大切です。

これらの経験値が増えていけばいくほど洗練させたエッジング運動ができるようになります。

 

いつも同じコース(条件下)でポール練習ばかりしても駄目!

技術選や検定合格目指して種目ばかり練習しても駄目!

低速度で基礎課程種目や部分練習ばかりしても駄目!

 

今現在の自分が出来るターン(技術)で様々な雪質、斜度、弧の大きさを変化させながら滑ることにより、そのターンは洗練されていきます。

 

正しく停止すること、そしてキックターン&階段登行&プルークボーゲンが出来るようになったら、信頼できるパートナーの手助け借りて出来る範囲で様々なシチュエーションにチャレンジしましょう。

このスキーイング(練習)が洗練への第一歩です。

 

そして、洗練とは徐々に行わることも忘れないでください。決して焦ってはいけません。自分を信じて、洗練したターンでカッコ良く滑る自分をイメージして粘り強く滑り込むのです。時には我慢も大切です。

 

小学1年生から本格的にアルペンスキーを始めると、そのスキーヤーのターンが洗練させるのは高校3年生頃になります。

年間滑走日数30日~60日、正しい練習を真面目に一生懸命練習すると10シーズン程で洗練されたターンテクニックをマスターできます。

 

年間滑走日数が確保できないスキーヤーも諦めてはいけません。洗練さてたターンテクニックは夢に終わるかもしれません。それで良いのです。

いつも夢を持ち続けて滑りましょう。

 

過去から現在、そして未来。全てのスキーヤーで完璧に滑ったひとは誰もいません。皆、夢半ばで終わっているのです。

完璧を追求していくと終点には永遠にたどり着けません。

それでも完璧な洗練目指して滑るのです。

滑る(スポーツ)意義はこの辺りにあります。あなたの人生を豊かにします。